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2021/07/07(水) 22:48:45.95ID:APPoxAtK9熱海市伊豆山で起きた土石流で、静岡県は、上流の崩れた盛り土が「被害を甚大化させたとみられる」として、盛り土がされた状況などの調査を進めています。
7日午後、会見を開いた静岡県の難波喬司 副知事によりますと、平成18年に神奈川県小田原市の不動産業者が土地を取得したあと、平成19年「静岡県土採取等規制条例」に基づいて、1ヘクタール近い土地で造成工事を行う計画を市に届け出たということです。
しかし、無断で開発地域を広げていた林地開発許可違反が発覚したため、県が是正するよう指導し、是正が完了したとして、12年前から土砂が運び込まれるようになりました。
3万6000立方メートル余りの盛り土を行う計画で、平成22年の8月には造成工事がおおむね完了したということです。
その後、盛り土の中に木くずなどの産業廃棄物が混ざっていることがわかり、熱海市と保健所が指導して搬出させたということです。
県と市は今後、土石流との関連についても調べるとともに、さらに土砂崩れが起きないよう対策を早急に検討するとしています。
業者 弁護士に「許可を取っているので悪くない」
今回の土石流の崩れた盛り土があった土地の登記簿によりますと、この土地は平成18年の時点で小田原市の不動産業者が所有していました。
土石流の発生翌日、この業者の代表取締役の男性から代理人を務めるよう依頼された、蜂谷英夫 弁護士によりますと、男性は通常の手続きを経て、この土地の開発をしたと話したということです。
蜂谷弁護士は「男性から電話があり『土石流があった場所は自治体に開発申請をして自分が開発した土地だ。許可を取ってやっているので悪くない』と話していた。書類を見ていないので細かいことは分からない」と話していました。
また、この業者が開発の過程で盛り土をしたかどうかについては分からないとしています。
そのうえで「開発に関わる書類一式を事務所に持ってきてほしいと業者に伝えたが、その後、代理人を務めてほしいという依頼は断った」と話していました。
2021年7月7日 19時03分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210707/k10013125271000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_036