23日開幕の東京五輪は8日、東京都など首都圏1都3県の競技会場すべてが無観客開催となることが決定した。
小池百合子都知事は同日夜に行った臨時会見で、「断腸の思いだが、ぜひご家族でご自宅で、安全安心に大会を存分にごらんいただきたい」と述べた。

小池知事は都内の会場における無観客開催について「人流を抑制し、感染拡大の防止に向けた観点から」と改めて理由を説明。
4度目の緊急事態宣言下での大会を開催する意義については、「安全安心な大会として成功に結び付けていくことが東京、日本の貴重なレガシーになっていくと考えている」とした。

また、大会期間中は当初4万人超の都市ボランティアが各地の競技会場周辺で交通や観光案内などを行うことになっていたが、無観客開催でその役割は事実上なくなってしまうことに。
会見では小池知事に代わって、都庁担当者が「(ボランティアの)皆さまに速やかにご連絡をし、ご意見やご要望を確認しながら丁寧に対応していく」と述べるにとどめた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/99fcd6d203a58a68fb1b5aabd0621efdf8a75e0f