新型コロナウイルスの影響で生活が困窮している女性を支援するため、大阪府が新しい施設をオープンしました。

大阪府が7月、新たに開設したのは、新型コロナの影響で雇用や収入の面で困難を抱える女性を対象としたコミュニティスペースです。
女性カウンセラーに相談ができるほか、当事者同士で交流できるスペースも設けられています。
また、民間企業などから提供された、就職活動に必要なスーツや化粧品、生理用品といった生活用品も配布しています。

施設はすべて事前の予約なし、無料で利用できるということです。


【大阪府 府民文化部男女参画府民協働課 片伯部真由 課長】
「不安や悩みを抱える女性の支援につながればという風に考えて、こういう場所を設置いたしました」

内閣府の発表によると、大阪など7都府県に初めての緊急事態宣言が出された去年4月、企業などに雇用されて働く人の数は男女ともに大幅に減少。
特に女性は74万人の減少で、男性の約2倍にものぼり、女性の雇用は社会情勢に影響を受けやすいことが浮き彫りになりました。


【大阪府 府民文化部男女参画府民協働課 片伯部真由 課長】
「女性は非正規で働いている方が男性よりも多いということが、そういう影響になってると思います。
やはりコロナ禍においてリストラをされたでありますとか、職を失いそうになっているということで不安を抱えていらっしゃる方が来られていまして、
気軽に自分の抱えている悩みをカウンセラーの方にお話しできて、次のステップに進んでいけるような気持ちになったというのが一番大きなポイントだと思います」

先週オープンしてからの1週間で、24人が施設を利用し、就職活動に使うスーツとカバンの提供を受けた人もいるということです。


7/21(水) 19:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd5b62b6f18baadb132e82b61f7a8a269b2c08d1