新型コロナウイルスの新規感染者が27日、過去最多の2848人に達した東京都では、若い世代の感染拡大が鮮明になっている。
最近1週間の感染者に占める30歳代以下の割合は約7割。感染者増加の要因とみられる人出も多くを若い世代が占めており、都は危機感を募らせる。

「緊急事態宣言は4回目。慣れてしまって、感染する恐怖感もなくなってきている」。
27日午後6時頃、東京・渋谷のスクランブル交差点前で、足立区に住む男子大学生(21)はこう話し、友人と飲食店に向かった。

渋谷センター街では渋谷区が「20代、30代に感染が増えています」などとアナウンスを流しているが、
若者らによる混雑は夜になっても続いた。

友人と居酒屋で酒を飲んだ女子大学生(20)は「若者は重症化する人が少ない。
男友達も感染したが、せきなど軽い症状だった。自分も大丈夫だと思っている」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210728-OYT1T50039/