兵庫県明石市の大久保病院で、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した職員396人の血液を調べたところ、
ウイルスの働きを抑え発症を防ぐ「中和抗体」が全員にあったことが分かった。

若い世代ほど、ウイルスを抑える力の程度を示す抗体価が高い傾向を示した。

米ファイザー製ワクチンを2回接種した看護師や医師らに対し、抗体検出試薬を使い、
6月28日〜7月21日に測定した。年代の内訳は、20代=66人▽30代=97人▽40代=129人▽50代=75人▽60歳以上=29人。

各年代の平均の抗体価は最も低かった60歳以上に比べ、30代は1・97倍、20代は2・23倍の数値を示した。

同院では秋以降に再度測定し、抗体の持続性を調べるという。山村誠院長は「院内クラスターを回避できる可能性は高くなった」としている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202107/0014543599.shtml

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