政府は2日、首相官邸で新型コロナウイルス感染症の医療提供体制に関する関係閣僚会議を開き、
病院に入院させる患者の対象を重症化した人や重症化リスクの高い人とする方針を決めた。

それ以外は自宅療養を基本とする。家庭内感染の恐れがある場合はホテル療養とする。

菅首相は会議で、「ワクチン接種の進行と、感染者の状況の変化を踏まえ、医療提供体制を確保し、
重症者、中等症者、軽症者が症状に応じて、必要な医療を受けられるよう方針をとりまとめた」と述べた。

新規感染者数や熱中症患者が増加する中で、医療機関の負担を減らす狙いがある。
高齢者へのワクチン接種が進み、死亡・重症者数が以前より減っていることも背景にある。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210802-OYT1T50313/