補強材落下で本丸の天井破損 名古屋城の屋根裏 総点検へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20210804/3000017754.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

3年前に完成した名古屋城の本丸御殿で屋根裏の補強材がはずれて落下して
天井の一部が壊れて穴があき、市は、屋根裏の総点検をすることにしています。

名古屋市によりますと今月1日の正午ごろ名古屋城の本丸御殿で玄関の廊下の天井が壊れて、
幅数センチ、長さ15センチほどのヒノキの破片が床に落ちているのが見つかりました。
けが人はいませんでしたが、天井には小さな穴が開いた状態で市が屋根裏を確認したところ
補強材として使われているおよそ10センチ角、長さおよそ40センチの
カシの部材が外れて天井に落下していたということです。

想定以上に木が乾燥して収縮したことが原因とみられていて、市は、
文化庁に届け出るとともに、屋根裏の総点検を行うことにしています。

本丸御殿の観覧については、ほかの補強材が落下する可能性は低いとして
応急処置を行ったうえできのうから(3日)通常どおり公開しています。

江戸時代に作られた名古屋城の本丸御殿は、太平洋戦争の空襲で焼失し、
市が総額125億円をかけて3年前に復元し、今回、壊れた玄関部分は、
8年前(2013年)に作られていました。

名古屋城総合事務所は、「安心、安全に本丸御殿の観覧を楽しんでいただけるよう
速やかに天井裏の総点検を実施したい」としています。

08/04 12:55