https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/202108/0014564136.shtml

兵庫県の淡路島3市や総合人材サービス・パソナグループなどが実行委員会を構成する、
「第2回全国くにうみマンガワールドカップ」の作品募集が始まった。
文化庁により日本遺産に認定された「国生みの島・淡路」などを題材にした大会で、
国内外からテーマに沿った漫画やイラストを受け付ける。

国生み神話で知られる淡路島のストーリーは2016年、歴史を見つめて地域振興につなげる日本遺産に認定された。
遺跡や銅鐸(どうたく)といった31の文化財で構成し、行政や民間団体が魅力を伝えている。

マンガワールドカップは、こうした歴史を日本が世界に誇る漫画文化で発信する。19年に初めて開催した。
国内外の幅広い年代から約400点の応募があり、20年3月に淡路市で表彰式を開いた。

2回目となる今回は、淡路島の国生み神話などをテーマにした「淡路島部門」、国内外の伝承や歴史を題材にした
「ご当地部門」で募集。作品形式は4こまやストーリー漫画などの「マンガ」と、1枚ものの「イラスト」がある。
応募の年齢や国籍、プロ、アマチュアは問わない。

審査委員は漫画家の里中満智子さんや、洲本市出身で人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の原作者堀井雄二さんら。
各部門で高校生以上の「大人」と中学生以下の「子供」に分けて優秀作品を選ぶ。

募集は11月30日までで、12月中に審査。来年2月に表彰式を予定する。
パソナグループ子会社のパソナふるさとインキュベーションが実行委事務局を担い、
「取り組みを通じて若手漫画家を輩出し、地方創生につなげたい」としている。応募方法などは大会ホームページ。


「第2回全国くにうみマンガワールドカップ」のイメージイラスト(パソナグループ提供)
https://i.kobe-np.co.jp/news/awaji/202108/img/b_14564137.jpg