後発医薬品メーカーで製造上の不備の発覚が相次いでいる。共和薬品工業(大阪市)はビタミンD製剤の出荷を停止し、東和薬品は抗生物質を自主回収する。日医工や小林化工(福井県あわら市)の品質不正を受けて各社は製造工程の点検を順次進めており、ほかの治療薬でも供給の混乱が生じるおそれがある。

共和薬品工業は骨粗しょう症などの治療に使うビタミンD製剤「アルファカルシドール」の出荷を7月から停止している。自主点検を進める中で、...

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2021年8月5日 18:30 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF057ME0V00C21A8000000/