“ワクチンで不妊”のデマ なぜ拡散し続けているのか
2021年8月10日 18時44分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210810/k10013192071000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210810/K10013192071_2108101838_2108101844_01_02.jpg
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さらに積極的に情報を発信している「発信者」の投稿を熱心にリツイートを繰り返す、いわば「拡散者」が、根拠のない情報をより多くの人に広めていると鳥海教授は分析します。

分析では全体の投稿の約50%を、拡散者たちがリツイートした少数の発信者の投稿が占めていました。

さらに拡散者のアカウントのふだんの投稿やリツイートの傾向を分析したところ、異なる主義主張の人たちが、コロナワクチンについてはいわば“党派を超えて”拡散に加わっていることがうかがえました。

例えばふだんの投稿は、
▽アメリカ大統領選にまつわる陰謀論をよく投稿していたり、
▽日本の外交や安全保障をめぐる話題を投稿していたり、
▽あるいは「集団ストーカー」や「電磁波」など犯罪や疑似科学についての話題を投稿していたりするグループなど合わせて15ものグループが確認できました。

東京大学大学院 鳥海不二夫教授
「私が過去に分析したケースでは、特定の政党への思いがある人たちが広めていたことが多かったのですが、ワクチンについては“党派を超えて”広げていると感じました。情報を否定されたことで、真実を知っているのは私たちだからもっと広めなければいけないと考えた人も一定数いるようです」


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