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アフガン大統領、抗戦の決意表明
国軍の態勢立て直しへ

 【カブール、ワシントン共同】アフガニスタンのガニ大統領は14日のテレビ演説で、国軍の態勢立て直しが「最優先だ」と述べ、反政府武装勢力タリバンの首都侵攻を食い止める決意を表明した。地元民放トロテレビが報じた。駐留米軍撤退を月末に控え進撃を続けるタリバンは首都カブールまで約50キロに迫り情勢は緊迫。バイデン米政権は米大使館の外交官退避に向け準備を急いだ。

 ガニ氏は「さらなる不安定化や暴力、国民の離散を防ぐことが焦点だ」として治安改善に注力する意向も表明。サレー第1副大統領は13日、政府が会合を開き、タリバンと「断固として戦う」姿勢を確認したと明らかにした。

2021/8/14 21:41 (JST)
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