埼玉、全県民の100人に1人が感染した計算に


県内の新型コロナウイルス新規感染者累計が14日までに7万4千人を超えた。
全県民(約734万人)のおよそ100人に1人が感染した計算だ。

1日の新規感染者はこの1カ月で5倍以上に増加、病床使用率も7割に迫っている。
感染力の強いデルタ株(インド株)の影響が大きいとみられる。

自宅療養者も1万人を超えており、県は重症化防止に向けた「抗体カクテル療法」の導入を視野に入れるが、
収束はなお見通せていない。

「これ以上感染拡大し続ける場合、お盆明けの来週にも医療崩壊に直面する可能性が出てきている」。
県の新型コロナ対策会議が開かれた13日、大野元裕知事は危機感を口にし、お盆期間の帰省や旅行の中止などを呼び掛けた。


デルタ株は2〜8日の1週間の陽性率が85・4%で、大多数が従来株から置き換わったとみられる。

国が公開するワクチン接種状況によると、13日時点で県の1回接種率は35・47%、2回接種率が26・88%。

65歳以上はそれぞれ88・64%、83・03%だ。
https://www.saitama-np.co.jp/news/2021/08/15/10_.html