8/17(火) 16:56配信 夕刊フジ
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc7d633bf4d88228e0ac18f5ef100ea8e29f1ba6
 九州北部や中国地方の記録的な豪雨では死者や行方不明者が確認され、多くの人々が避難所へと身を寄せた。SNS上ではパンや菓子などを製造販売する山崎製パン(東京都千代田区)が、素早く被災地にパンを差し入れたと話題になっており、感謝の言葉も多く見受けられる。同社を直撃した。

 「山崎パン一生買おう 素晴らしい会社だ」「毎回思うけど山崎製パンすげーな」

 ツイッター上では同社に対する感謝や感心する声が数多く投稿された。

 14日には豪雨被害を受けた岡山県総社市の片岡聡一市長が「昭和地区の避難所に早速、山崎製パン様からそっと差し入れが届きました。何という会社なのでしょう。本当に感謝しかありません」と投稿した。15日には広島県安芸高田市の石丸伸二市長が「急な依頼にもかかわらず、900個のパンを用意して下さいました。(当初は難しいという話だったようなので、相当のご配慮を頂いたものと思います。)本当にありがとうございました」と感謝の意を示していた。

 山崎製パン広報・IR室に取材すると、SNS上の投稿を確認しているとした上で、「工場のある広島と岡山の行政から依頼を受け、菓子パンを提供しています。依頼がなくとも、お役に立てばという思いから、過去にも提供を行っています」と回答した。広島県内へは13〜15日までに2000個、岡山県内へは14日に1400個を提供したという。

 山崎製パンは2011年の東日本大震災ではグループ全体でパン約1500万個、おにぎり約800万個、飲料約100万本などの供給を行った。

 また1995年の阪神・淡路大震災や2018年の北海道胆振東部地震などでも救援食糧を届けたことでも知られる。