【最終盤情勢】横浜市長選挙は混戦模様から一気に差がつく展開に、各候補者の展望は(選挙コンサルタント・大濱崎卓真)
8/18(水) 11:15配信 選挙ドットコム
https://news.yahoo.co.jp/articles/8344c0bd4ea9d56c3ad2069bab4d30908fcfedf6

8月8日告示・22日投開票の横浜市長選挙も折り返しをすぎ、いよいよ投開票日まであと数日となりました。告示前には最大10名が立候補を表明して混戦が予想されていた横浜市長選も、8人の候補者の戦いに差が出てきており、当初の混戦模様から一転して各候補者の得票予想にも差がでてきています。

今回は、横浜市長選最終盤情勢として、各種調査や関係者ヒアリングをもとに現在の横浜市長選の情勢と今後の各候補者の展望、みどころを解説していきたいと思います。

コロナ感染状況の急速な悪化を受けて山中氏がわずかにリード
立憲民主党が推薦する山中竹春氏が、中盤以降にわずかにリードしているとの見方です。各社調査でも山中氏が先行する評価が多く、また無党派層や女性層への浸透が強いところから今後も着実に票を伸ばす可能性が出てきました。

情勢変化の契機となったのは、まずコロナ感染状況の急速な悪化でしょう。山中氏が出馬表明したのは6月29日、この時点では横浜市長選のイシューは「カジノ問題」に対する賛否であり、候補者のスタンスが大きな焦点になると言われていました。山中氏はIR・カジノ誘致に反対の立場でしたが、同様の立場の候補予定者が多かったことから市長選全体に混戦模様が想定され、誰も法定得票数を取れない「再選挙」の見通しすら漂う雰囲気でありました。

ところがコロナ第5波の到来により、神奈川県下でも感染が急速に拡大します。8月2日には神奈川県にも緊急事態宣言が発出され、その後現在に至るまで、感染者数が最多を更新する状況が続いていますし、重症者数も増えていることから市民のコロナに対する危機感は強く高まっています。このような状況の中で、当初焦点となると思われていたカジノ関連施策への市民の関心度合いは相対的に低下しており、コロナ対応に関する政策訴求を前面に出す選挙戦を山中氏は展開することで無党派層や女性層の票が集まり始めているという状況です。山中氏が「(唯一の)コロナ専門家」と自称するあたりも、現在の横浜市政におけるコロナ対策に不満を持つ有権者の投票先選定に影響を及ぼしはじめているでしょう。

また、田中康夫氏や松沢成文氏といった候補者が政党に依らない選挙戦を展開していますが、活動量にどうしても差が出てしまっている点は否めず、野党支持者の中で「勝てそうな候補者」としての山中氏にバンドワゴン効果として今後票が集中する可能性もあるとみています。田中氏・松沢氏はいずれも当初は有力候補者との説がありましたが、(後述する通り)当初よりも票が伸び悩んでいることは山中氏にとって有利に働いているでしょう。

自民党の多くが推薦する小此木八郎氏は、山中氏を激しく追う展開です。小此木氏は6月25日に出馬表明をしてからというもの、当初自民党が打ち出していたはずのIR・カジノ誘致に反対を表明したことでその矛盾の説明に苦慮していましたが、選挙戦開始後も同様の状況が続いています。

小此木氏がここから票を伸ばせるかどうかは、ひとえに「組織固め」をどこまでできるかが鍵でしょう。自民党地方議員でも一部が林市長支持に離反しているほか、自民支持者・公明支持者を完全に固めきったとはいえない状況です。IR・カジノ誘致問題に対する論理的な説明が不十分なまま選挙戦に入り世の中の関心がコロナ感染拡大に移る中で、これまでの国会議員・国務大臣としての実績を前面にアピールしつつ従来から小此木氏を知っている高齢者層を投票にどれだけ向かわせられるかが鍵となるでしょう。

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★1:2021/08/18(水) 11:50:23.75
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