河野太郎規制改革相は6日、米ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンについて、
2021年の契約分の供給が10月中に完了する見通しだと発表した。

10〜12月に1400万回分を輸入する予定だったが、同社と交渉して前倒しする。

12歳以上の最終的な接種率の見通しにも触れ、全国平均で88%ほどになりそうだと明らかにした。
各都道府県が推計した結果をもとに算出したという。内閣府で記者団に語った。

政府はファイザーと21年分として1億9400万回分の供給を受ける契約を結んだ。
当初は9月までに1億7000万回分、10〜12月に2000万回分を輸入予定だった。

すでに10〜12月の600万回分は9月までの前倒し供給で合意していた。

今回前倒しする1400万回分は追加供給を希望する自治体に供給する方針だ。
河野氏は厚生労働省が3回目の接種を実施する場合はこれを充てる可能性も示唆した。

「先行接種した医療従事者もいる。そういう対応にもつながってくると思う」と述べた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA065EA0W1A900C2000000/