廃ガラス活用の微生物発電 公立鳥取環境大と研究所が共同研究

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20210907/4040009420.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ごみとして出されたガラスを活用した微生物発電の実用化に向けて、
公立鳥取環境大学と、県内の民間の研究所が共同で研究を始めることになりました。

公立鳥取環境大学と、ガラス瓶の再資源化に取り組んでいる鳥取再資源化研究所は
7日、共同で研究を行う覚書を交わし、研究所の研究員が大学の客員研究員として迎えられました。

共同研究は、粉状にしたガラスに熱を加えて作る「発泡ガラス」という素材を活用した
微生物発電の実用化を目指すものです。
「発泡ガラス」の表面にある無数の小さな穴に微生物を住まわせ、
有機物を分解する際に生まれる電気を取り出す仕組みで、これまで研究所が実証実験に取り組んできました。

共同研究では、大学の設備やノウハウを生かして、穴の大きさや使う微生物の種類を変えながら
発電効率を高めていき、5年後をめどに、農業で使う電気を微生物発電でまかなう
「スマート農業」の実現を目指すことにしています。

大学の客員研究員に就任した鳥取再資源化研究所の馬場貴志さんは
「1人での研究ではできない部分も多いので、最先端の知識を持つ大学の先生方の
知見を組み合わせながら、実用化を前に進めたい」と話していました。

09/07 16:31