2021/09/13 14:12

 16世紀後半の「天正遣欧使節」の1人、 千々石(ちぢわ) ミゲル(1569〜1633年頃)の墓とされる長崎県諫早市の石碑周辺で発掘調査を行っている民間の調査プロジェクトチームは12日、人骨の一部を発見したと発表した。年齢や性別を調べ、ミゲルかどうかの特定を進める。

 ミゲルは、九州のキリシタン大名の名代として欧州に派遣された4人のうちの1人で、ローマ教皇に謁見した。帰国後はイエズス会(カトリック)を脱会し棄教したとされるが、理由や晩年の状況は分かっていない。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210913-OYT1T50108/