【北京=羽田野主、瀋陽=渡辺伸】中国共産党の序列6位、趙楽際(ジャオ・ルォージー)政治局常務委員が18日、満州事変の発端となった柳条湖事件90年の記念式典に出席した。最高指導部メンバーの出席は2014年以来7年ぶりだ。

 国営新華社が伝えた。趙氏は「党の指導の下で14年間の苦闘をへて抗日戦争の偉大な勝利を得た」と述べた。「正しい歴史観を堅持し、抗日戦争の重大な意義を正確に把握し、前進する知恵をくみ取る」と発言した。

 事件80年の11年は最高指導部である政治局常務委員は出席しなかった。習近平(シー・ジンピン)指導部は台湾や人権問題で中国を批判する日本政府にいらだっており、「歴史カード」で日本を揺さぶる思惑もありそうだ。

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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM182GP0Y1A910C2000000/
2021年9月18日 18時30分