国土交通省によりますと、7日夜の地震で首都圏を中心に7万5738台のエレベーターが停止し、このうちエレベーターに閉じ込められたケースが、東京都や神奈川県、千葉県、埼玉県で合わせて28件あったということです。
閉じ込められた人たちは、いずれもすでに消防などによって救出されていて、けが人はいないということです。

多くのエレベーターが停止

また、エレベーターの保守・点検をしている複数の会社によりますと、都内を中心に、今も多くのマンションや商業ビルでエレベーターが止まっているということで各社が復旧作業を急いでいます。

このうち、関東圏で保守・点検をしている会社では、地震の影響でおよそ4300台が停止し、午前9時現在でおよそ1200台が停止しているということです。

また、別の会社では午前9時までで最大1万9000台が停止し、復旧作業を続けているということです。

会社の担当者などによりますと、復旧作業は病院など優先度の高い順から始めているということですが、建物に被害があって安全性が確認できないとか、ビルのオーナーと連絡が取れないといった理由で、作業を進められないケースもあるということです。

NHK 2021年10月8日 18時10分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211008/k10013297971000.html

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