9日午後3時55分ごろ、茅ケ崎市の茅ケ崎漁港沖でマリンスポーツ「スタンドアップパドルボード(SUP=サップ)」をしていたグループから「沖に流されて帰れなくなった」と通報があった。湘南海上保安署などが出動し、鎌倉市のサップヨガインストラクターの女性(50)と女性利用客4人が救助された。けが人はいないという。

サップはボードの上に立ってパドルでこぐ人気のスポーツ。同署によると、5人は同3時ごろ、サザンビーチちがさき東側の人工岬「ヘッドランド」から出発した。洋上でヨガをしていたところ、瞑想(めいそう)中に約500メートル沖合に流された。インストラクターが茅ケ崎市内の運営会社に携帯電話で救助を要請したがつながらず、118番通報した。

同4時ごろ、付近を航行していたカヌーが5人を発見、海岸までえい航して救助した。

同署は「インストラクターは安全管理を徹底してほしい」と注意喚起している。

2021年10月9日(土) 23:10
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