https://news.yahoo.co.jp/articles/7f96ccf31e5e7dd3bd690c88062f6001dd24bc22
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 石炭の価格高騰などに伴う電力不足が問題となっている中国で、11日、石炭の先物価格の最高値が更新されました。
中国メディアは山西省で続いた大雨による炭鉱の閉鎖が影響したと伝えています。

山西省では今月2日から7日までにおよそ半数の観測所で降水量が200ミリを超えるなど大雨が続き、土砂崩れの被害が相次いでいます。
山西省は中国国内の石炭生産の3割近くを担っていますが、地元政府によりますと、大雨により、これまでに60の炭鉱が閉鎖されました。

中国メディアによりますと、この影響で11日の鄭州商品取引所では石炭の先物価格が急上昇し、最高値は1トンあたり1408.2元とこれまでの記録を更新したということです。
中国では石炭の不足や価格高騰などに伴い一部の地域で計画停電が行われるなど、電力不足が問題となっています。

政府は石炭の増産を指示するなどして対応に当たっていますが、今回の大雨に伴う炭鉱の閉鎖が今後の中国の電力供給に悪影響を及ぼす可能性もあります。