2日午前6時ごろ、東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目で、「道路が陥没してごみ収集車の後輪がはまった」と、運転手の男性から110番通報があった。

警視庁武蔵野署によると、陥没があったのは東急百貨店吉祥寺店の北側の道路。アスファルトが幅約2メートル、
長さ約10メートル、深さ4〜5メートルの穴があいた。穴はその後も広がり、午前7時半時点で長さ約20メートルになっている。けが人はいないという。

現場はJR吉祥寺駅の北西約270メートルの繁華街で、飲食店や衣料品店が立ち並ぶ。道路が幅広く陥没している様子に、
通勤中の人たちは「うわ、落ちてる」「やばいやばい」などと声を上げスマートフォンのカメラを向けていた。
この影響で、付近は一時通行止めとなり、多くの車が迂回(うかい)していった。

陥没した道路のすぐ前で焼き鳥店を営む且田(かつた)幸久さん(56)は、2日午前6時前、
近所の人からの「道路が大変なことになっている」という電話を受け目を覚ました。外に出てみると、大きな穴。
前日にこの道路を車で通ったが、特に異常は感じられなかったという。「昨日、ぼくが通った時に落ちていたかもしれない。怖いです」と話した。
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