https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000233849.html
厄介者の「軽石」に歓迎の声 コーヒー栽培に活用へ

沖縄や鹿児島に漂着している大量の軽石が一夜にして消えた海岸があります。何があったのでしょうか。

 海岸を埋め尽くした軽石が…。

 沖縄県大宜味村。海岸から突然、軽石が消えたというのです。

 動画を撮影した大宜味村在住のタレント「アイモコ」のモコさんに話を聞きました。

 大宜味村観光大使アイモコ・モコさん:「えっちょっと待って、何にもない。透明度も戻ってきているし、あんだけぶ厚かった軽石が一体どこ行ったんだ?ということですごく驚いたような状況」

 役所に聞いたところ、「除去していない」とのことで、地元住民の間では「潮の流れの影響ではないか」と言われているそうです。

 真っ白なビーチを灰色にしてしまった“厄介者”。ところが、その軽石を有効利用している人がいます。

 鹿児島県の徳之島でコーヒーの木を育てている宮出博史さん。軽石を水はけが悪い土壌の改良に使ったのです。

 宮出珈琲園・宮出博史代表:「畑を掘り返して、コーヒーの苗の植え付けの時の底の部分にちょっと大きめの軽石を、あとは一緒に土と混ぜる時に、水はけが良くなるように一緒に混ぜてから植え付ける」

 軽石は、水で洗って“塩抜き”をしておくといいます。

 宮出珈琲園・宮出博史代表:「徳之島、奄美とか沖縄の土壌が結構、粘土質のところが多くてですね、水はけの良いのを好む植物が珈琲なんですけど、土壌改良に取り組みたいなとずっと思ってたんですけども」

2021/11/01 18:47
テレ朝