東京の京王線で、乗客が切りつけられるなどした事件で逮捕された男が、ライターオイルとみられる液体を、逃げる複数の乗客をめがけ直接かけていたことがわかりました。また、動機についても詳細が徐々に明らかになっています。

事件直後、京王線の車内で撮影された写真では、床に液体が広がり、手前にはペットボトルが確認できます。そのすぐ近くには、黒い布のようなものも。そして、ドア脇の座席部分をみてみると、燃えたあとなのか、焦げて内部がむき出しになっているのがわかります。

写真は、5号車で撮られたもので、服部恭太容疑者(24)は、
3号車にいた男性の胸を刺した後、5号車へ移動してきたといいます。

服部容疑者は、警視庁の調べに対し、「人を燃やそうと思った」といった趣旨の供述をし、逃げる複数の乗客にライターオイルをかけたとみられています。

宿泊していたホテルからは20個以上のライターオイルの缶が
見つかったといいます。

動機についても詳細が徐々に明らかになっています。

服部容疑者は、コールセンターに勤めていましたが、顧客への対応をめぐって上司から注意を受けたといいます。

そのため、今年6月に退職。自殺を考えたものの、大量殺人を行い死刑になることを思いついたということです。

憧れだと話す“ジョーカー”のような服装は、新宿で購入したことも、新たにわかりました。

一方、高校時代の同級生が語ったのは正反対の姿でした。

服部容疑者の高校の同級生
「(高校時代は)まじめな生徒で、(部活の)空手にも一生懸命励んでる模範的な生徒だったと思います」

警視庁は、今後、他の乗客に対する殺人未遂容疑での立件も視野に、経緯を調べています。

NNN

https://news.yahoo.co.jp/articles/b52b0d64a7447594911c6c126326f491c0137a48