【旧大口病院事件】なぜ3人殺害でも死刑回避されたのか? 判決読み解き ★2 [蚤の市★]
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横浜市の旧大口病院で患者3人を殺害したとして殺人罪などに問われた元看護師の久保木愛弓あゆみ被告(34)に、横浜地裁は9日、無期懲役を言い渡した。3人を殺害した被告の完全責任能力を認めた上で極刑を回避する司法判断は異例で、識者は「刑が減軽される心神耗弱状態に近い精神状態だったと判断したのではないか」と話す。(加藤益丈)
◆責任能力の程度は
公判で久保木被告は起訴内容を認め、責任能力の程度が最大の争点となった。検察側は起訴前に行った精神鑑定を基に完全責任能力があったとして死刑を求めた一方、弁護側は起訴後に裁判所が行った別の精神科医による鑑定を基に、被告は心神耗弱であり無期懲役が相当と反論していた。
家令和典裁判長は判決理由で「対人関係の対応力に難がある」「問題解決の視野が狭く自己中心的」などの点から「自閉スペクトラム症(ASD)の特性」があり、うつ状態でもあったとした。しかし、看護師の仕事をできており、うつ病とまでは言えず、統合失調症の特有の症状もなくその他の「精神障害はない」と認定した。
自分が対応しなくても良い時間帯に被害者を死亡させるための犯行手段を選んでおり、善悪を判断する能力や行動を制御する能力は著しく減退していなかったと判断し、完全責任能力を認めた。
◆3人以上殺害は「原則死刑」だが…
それでも、判決が、死刑ではなく、無期懲役を選んだのはなぜか?。
死刑と無期懲役を分けるポイントについて、動機や殺害方法の残虐性など9項目を挙げた最高裁の「永山基準」がある。最高裁の司法研修所が2012年にまとめた研究報告によると、09年までの30年間に死刑か無期が確定した殺人・強盗殺人事件346件を分析し、「最も大きな要素は被害者数」と結論づけている。
元東京高裁部総括判事の三好幹夫弁護士は「3人以上殺害された事件では特殊事情がなければ、死刑を原則に考える」と明かす。
今回の特殊事情として三好弁護士が注目するのは、判決の「動機形成過程には、被告の努力ではいかんともし難い事情が色濃く影響しており、酌むべき事情と言える」という部分。被告の精神状態だ。
判決は、被告はASDの特性から臨機応変な対応が苦手な中、採用時の説明と異なり延命措置をしなければならず、ストレスをため込み、うつ状態となったが、仕事を続けた結果、「視野狭窄きょうさく的心境に陥り、一時的な不安軽減を求めて患者を消し去る他ないという短絡的な発想に至り、犯行を繰り返した」と認定した。
三好弁護士は、正当防衛の認定を例に挙げ、「認定するための要件は満たさなくても、正当防衛に近い事情があれば量刑判断の際に考慮することがある」と説明。「今回の犯行自体は計画的で緻密に行っており、完全責任能力は認められる。しかし、精神障害とは言えないとしても、心神耗弱に近い精神状態だったと判断し、死刑にしなければならないとまでは言えないと判断したのではないか」と話した。
永山基準 1968年に起きた4人連続射殺事件の永山則夫元死刑囚(犯行当時19歳、97年執行)に対する83年の最高裁判決が示した死刑の適用基準。@犯行の罪質A動機B事件の態様、特に殺害方法の執拗しつよう性、残虐性C結果の重大性、特に被害者の数D遺族の被害感情E社会的影響F被告の年齢G前科H犯行後の情状?を考慮し、刑事責任が極めて重大で、犯罪予防などの観点からやむを得ない場合には、死刑の選択が許されるとした。
東京新聞 2021年11月10日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141872
★1 2021/11/10(水) 08:42:54.55
※前スレ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1636501374/ >>391
そこなんだよね
自閉傾向のない犯罪者なら死刑こそ極刑だけど
この人の場合遠からず死ぬとわかっていても独房で1人で過ごせて差し入れも可能な状況てむしろご褒美のような
刑務作業はともかく他の囚人と同室で1人になれる時間ゼロの無期懲役の方がキツいはず
ましてや死刑執行が危ぶまれるとなればなおのこと 基本的に司法連中は
犯罪者を死刑にしたくないんだろうな
出世に響くからか、自分が人を殺す判断を
したくないからか知らんが
まあ被害者や、ルールを守ってる国民のことを見ていないことは間違いないな 自閉傾向のない他の障害なら死刑にして欲しいと思うんだけどね…自閉の場合には罰として効果あるかと言われると違うんじゃないかと
自己愛性・境界性の人格障害、ADHD、他害性の高い広汎性発達障害は勿論の事、統失で妄想がーてのも個人的には赦すべきじゃないと思ってる 単純に死んでもいいような病人の老人を殺したからセーフだったんでは もうハッキリやってるんだから、
マンさん割引って法律に書き込めよ。
「※ただしマンさんは2割引きです」って。 これさ、このままだと雇用した側の責任重くなるよね
つまり今後医療現場に精神疾患の履歴のある人が就職した場合
雇用責任は重くなるって意味なんじゃね
でないと入院患者守れないよね
つまり他の軽度の精神疾患の奴は今後擁護や介護職に就けなくなるのでは?
市橋も同じだよね。精神障害で養護施設勤務の経緯
両方同じ経緯でそ?お前らどう思う? >>398
検察の求刑が死刑だから上告もあり得るし
二審での死刑もあり得るで
裁判員裁判の判決が絶対的に優遇されるなら上告なんて無用だしな >>390
そのためには検察が11月25日の控訴期限日までに控訴しなくちゃならないけどな
俺も控訴審が開かれる事を心待ちにしてるんだよ >>398
控訴してもらわないと淋しい
検察の中でも切れ者が出てきて久保木被告をギャフンと言わせる展開にも期待してる
そりゃまあ温情判決だけども、死刑を望む人たちは病床数すら知らないアホばかりだし、
興津氏を殺害したところだけが当初の動機と違ってると思うから、
そこを明らかにすれば刑罰変更の可能性もあるかもしれない
ま、一審で勝ったのは弁護側なんだけども、次があるなら勝負は時の運かな >>1
それ系な裁判官達担当した結果
おそらく彼らはどんな凶悪犯にも死刑判決を出さない 医療は真っ黒だし裁判所や弁護士会も加担しまくってる
こいつ追及したら医療司法が築き上げた犯罪経済社会が崩壊してしまう まぁ、職責で法律で定められた判断基準もあるし、量刑相場も熟知している
いくら酌量したくても、こいつはダメだわ・・・という被告人には死刑判決も
書いているんだろうけど、それでもやはり寝覚めは悪いだろう
出来れば死刑判決は出したくない、と言うのは全裁判官に言えるのではなかろうか
今回は、酌むべき事情と言うのがはっきりしないが、あれだけやっても
なおオンラインで無期に転がれるということは
やっぱり女性と言うのがポイントなんだろう
男の看護師だったら、多分極刑だったと思われる
いいんかいな、男女同権なんだろl? >>419
男なので極刑になった看護師
というのがお前の頭の中にしかいないのだから良いも悪いも無い 地裁でくすぶって裁判官人生終了の負け組が
爪痕残そうとダメ元アピールやろ >>419
裁判員裁判だ、何度も言わせるな
基本、3人の裁判官と6人の裁判員で評決の全員一致を目指し、
どうしても一致しなければ多数決になるが、
多数側に少なくとも裁判官一人がいなければやり直しとなる
結構面倒なものなんだよ 確証とれてるのが3人ってだけで
実際はもっと殺ってるんだろ >>423
本人の自供の通りなら20人くらいだな
実際、そのあたりが妥当だとしか思えない これってもしも確証とれる人数が10人とか20人いたら
無期懲役でなく死刑になってたん? >>425
愚問だな
亡くなった患者たちの中にあった確証を消し去ったのは、
死亡診断書に速やかに「自然死」と書いて火葬させた旧大口病院の医師なんだから
木の葉を隠すなら森の中
終末期患者だけが集まる病棟という設定が無ければ、この連続殺人が上手くいくことも無かった
「今年は少し木の葉が多いな」とは思ってたかもしれないが、
そういう年もあるんだろうと見過ごしてしまっているんだから
そしてそこには少子高齢化という問題だけが、今も火葬されずに残ってるわけさ >>258
犯罪者の味方をする司法はもう国民の敵でいいな
これからは犯罪者の味方を標的にしたような事件が起きてくるかもしれん >>427
死刑判決にならなかったと言うだけで敵と認定するってのが極端だな
どうせ極端なら、微罪でもすべて死刑にしてしまえよ
小さい犯罪を放置するから大きな犯罪が生まれるというのも事実なんだし >>424
この女の自供など何一つ信用できないね
ウィキペディアによると
事件発覚前の7〜9月の82日間で48人の患者が死亡し、その後の約70日間の間は死亡者がゼロ
ってことらしい
まあ百歩譲って自供が7〜9月間に20人が真実としても
それ以前から最低月に1人ペースでやっていたとして
トータルでは相当数に上る可能性は捨てきれんな >>429
ウィキペディアには旧大口病院の終末期病棟の病床数も、当時の入院患者数も書かれてはいない
その程度の情報だけに接していたら、そりゃ100人殺害とか言い出すやつも出てきて当然だな
43床しかない病棟で48人を2ヶ月弱で殺害したというのなら、
終末期患者がひとり残らずいなくなったから死亡者ゼロになったのかもしれんよ
子供でも理解できる算数だな 2か月の間に20人殺害としても異常な人数
急にやりだしたとも考えにくいな
必ず予行演習的に以前からやっていた可能性は確かにあるな
多少死んでもバレないってことに味を占め歯止めがきかなくなったんじゃなかろうか この病院での月に平均で自然死が何人いたのかがわかれば
大体この女の殺した人数は推定できるんだがな
想像だがこの規模の病床なら月に多くても3から4人程度じゃないかね >>431
おやおや、君は>>429が主張したウィキペディア知識を尊重しないのかい?
事件発覚前の7〜9月の82日間で48人死亡だと言うが、
じゃあそれ以前の同じくらいの期間での死亡者はどのくらいいたんだ?
この、82日間で48人死亡っていうのが病棟スタッフの間でも異常事態だと思われてたのは報道されてるし、
つまりそれ以前には、そんな死亡者数を経験したこともないんだろう
といってもだ、82日間で48人死亡ってのは単純に計算すれば、1日あたり0.58人だから、
大体2日に1人のペースで死亡してるということになるが、1日に8人亡くなった日もあったというような事も言われてて、
そこで一気に増加した理由は、殺人予備罪として起訴された前もって点滴に混入する方法を、
その頃に追加した可能性と、たまたま他に自然死した患者が重なった可能性もあるのだから何とも言えない
だから、よく考えてみるとおかしい部分として、本当に自然死した患者を久保木被告が担当していた場合、
患者家族への説明をしなければならないケースが出てくる可能性もあるんだよな 自然死を月に4人として3か月なら12人
となると単純に36人は殺している計算になる
月にすると12人ってことか
この女やってるな いつ死んでもおかしくない老人を3人殺しただけで
無期懲役という判決はあまりにも重過ぎる。
執行猶予付きの懲役3年ぐらいの判決が妥当だろうな。
被告人はまだ30代の女なんだろ?
俺が抱いて慰めてやりたいぐらいだ。 自分がこの女だったとして
死刑がほぼ確定しているような状況だったら
死んで償いたいって言葉ぐらいいくらでも言う
最後のワンチャンに賭けて心から反省している様子を演じてみせるな
まあこの裁判官死刑回避ありきだからそこをよりどころにしたのだろうが
死刑回避するにはこの理由では無理がありすぎるわ >>431
予告的段階としては、看護師のエプロン切ったり針を刺したりという嫌がらせのようなことを自作自演でやってたよ
これは疲れてた久保木被告からの
「こういう怖いことがあるから辞めたい」
という、自分の人生を支配して来た母親へのギブアップ宣言の布石みたいなものだったが
毒母はここでも「せめてボーナス貰ってから辞めたら?」などと引き留めてしまってる
これで辞めるに辞められなくなり殺人行為につながっていった形だが
職場側もこの前触れの段階で看護師の抱えてたメンタル問題を軽視、放置してしまってた責任がある >>436
しかし、自閉スペクトラム症を演じることはできないだろう
実際に家族でさえも気づいていなかったものを、演じるのは本人ですら無理なわけだ >>426
関与を認定された3人のうち、本当に全く死ぬような状態じゃなかったのは1人だけなんだよね
残りの2人は被告が何もせずとも数日〜数週間以内に亡くなってたはずで
死期を少し早めたかもという程度だった >>437
これを鵜呑みにはできんだろ
もっと前からやっててそろそろ発覚することと
これ以上やり続けたら歯止めがかからなくなりそうな自分を恐れた可能性は考えないのか?
なんかこの女にシンパシーでも感じてるみたいだね >>438
この女の場合
統合失調症の特有の症状もなくその他の「精神障害はない」と認定されたぐらいの軽微なものだろ
大袈裟に演じてるだけかもしれんぞ バカだなあw単純じゃん
この女が繰り返した「信心から」
自公なんだよ >>439
問題はその興津さんの死亡だよな
一般病棟に空きが無かったためか、終末期病棟に移されてる
当然、死期が迫っているような人ではなく、退院を強く希望していて、
時々、勝手に家へ帰ろうとしたりしていた
それを引き止めたのが担当していた久保木被告で、興津さんの無断外泊を許したら、
病棟で自分の責任になるのを恐れたという
ただ、ヂアミトールが使われたのは間違いなく、それをやったら計画に綻びが生じるのだから、
絶対にやってはいけない相手だった
しかも、実際には正式な退院のための確認として血液検査などが行われ、
その血液検査の直前にヂアミトールがすでに投与されてた事も判明してる
二人の間に何かがあった気がする
その点を明らかにするためにも、控訴審はやってもらわなきゃ困る >>441
確かに統合失調の鑑定に対して大げさに演技するのは有りかもしれないが、
向精神薬を処方されると、徐々に症状は落ち着いていったと伝えられてる
まあ、その直前には大暴れしてたというし、
「死ね、ブタ、デブなどの悪口が聞こえてくるので辛い」といった幻聴があった様子もある
ただ、その中で見つかったもので重要だったのは自閉スペクトラム症という発達障害だから、
その点は演技ではなんともならないだろうな
はっきり言って、質問しなければいつまでも黙っているような人なんだし、
視線を合わせることさえ苦手だったり、視線が合っても上の空だったりするような、
統合失調とは真逆の感情に乏しい演技なんて無理だろう >>443
>二人の間に何かがあった気がする
>その点を明らかにするためにも、控訴審はやってもらわなきゃ困る
あなたはどう見てる?
直接点滴セットしたのは久保木自身じゃないケースがほとんどだったのではないのかな >>444
無理かどうかはわからないな
本来なら死刑が無期になったことは事実
シリアルキラーは知能が異常に発達している場合もあるっていうじゃない
余り鵜呑みにしないほうがいいんじゃね >>445
「ワンショット法」という方法と、点滴に事前混入する方法の2種類でやってたという
ワンショットの場合は、点滴バッグをぶら下げて投薬を開始した後に、
注射器を使って三方活栓から混入することで、あまり薄まらずに短時間で全量注入できる
事前混入は簡単ではあるけれども、点滴液内で薄まることでヂアミトール全量注入には時間がかかる
患者が途中で苦しみを訴えて、針を抜かれたら死亡しない可能性だって無くはないだろう
どちらにもデメリットが有り、ワンショットでは患者のほぼ目の前で注入するわけだし、
他の看護師が久保木被告の病棟内での動きを見ていたことなどから疑われるきっかけにもなった
事前混入では、ヂアミトールの泡立ちやすさがポイントで、
最終的に点滴バッグを振って泡立ちが確認されてしまったことで、ヂアミトール混入だと気付かれた
それによって、勤務時にその場にいなかった人でも犯行が可能という、
久保木被告が犯人という確証へとつながった
ちなみに、殺害された3人の中では、興津さんと八巻さんが事前点滴混入、
西川さんがワンショットだという
ただ、どうして興津さんを殺害したかだけが謎で、何か予定外の事が起きた可能性もある あと、精神鑑定に関しても多くの人が勘違いしてる気がするんだが、
久保木被告が自閉スペクトラム症だと認定していたのは弁護側の岩波医師ではなく、
検察側の田村医師の鑑定だということ
> 検察官は、主として田村鑑定に依拠し、被告人は、犯行当時、軽度の自閉スペクトラム症であり、
> うつ状態ではあったが、 これらは、動機の形成過程にはある程度影響したものの、
> 犯行への影響は遠因にすぎず、
> 被害者殺害という犯行の意思決定及び実行の過程に精神障害が及ぼした影響は極めて小さいとして、
> 被告人には完全責任能力があったと主張する
つまり、完全責任能力があったと主張するためだけに、自閉スペクトラム症だと認定し、
弁護側が主張した、犯行当時うつ病と統合失調症の前駆症状ではないかという主張は、
判決では退けられて、犯行当時は自閉スペクトラム症の特性とうつ状態があったという結論になった
で、最終的な量刑判断に影響したのが検察側の鑑定で出た自閉スペクトラム症だったために、
久保木被告への酌量事情として使われたという、なんとも不思議な裁判になってる
だからやはり控訴審は必要だなあと思うわけだ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています