https://news.yahoo.co.jp/articles/ce2f3eed6623a80eb8499f8e63f104c79ccf533a

経営再建中の賃貸住宅大手レオパレス21が12日発表した21年9月中間連結決算は、最終利益が6億円の黒字(前年同期は175億円の赤字)だった。施工不良問題が発覚する前の17年9月中間連結決算以来、4年ぶりの最終黒字となった。

 本業のもうけを示す営業利益は8億円の黒字(同126億円の赤字)で、3年ぶりに黒字に転じた。企業が新型コロナ禍で控えていた採用や異動を活発化させたことなどから、4〜9月の平均入居率が約81%と、収益確保の目安となる80%を上回ったことが要因だ。

 ただ融資を受けた米投資ファンドへの金利支払いが負担となっており、22年3月期連結業績予想では、15億円の最終赤字を見込んでいる。同社は9月末時点で110億円の債務超過で、23年3月末までに債務超過が解消できなければ、上場廃止となる。