AED 小学生は成人用パッドの使用を呼びかけ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20211114/3000019357.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

心筋梗塞などで心臓が止まった人の救命に欠かせない医療機器AEDの
小学生への使用について総務省消防庁などは電気ショックのエネルギー量が少ない「小児用」では
効果が十分ではないおそれがあるとして「成人用」を使うよう呼びかけています。

AEDは、心筋梗塞などを起こして止まった心臓に電気ショックを与えて動きを元に戻す
救命に欠かせない医療機器で、音声に従ってパッドを体に貼って使用します。
パッドには「成人用」と電気ショックのエネルギー量を減らした「小児用」の2種類がありますが
「小児用」の対象は小学校入学前までの子どもで、小学生には「成人用」を使う必要があります。

しかし、「小児用」の対象者についての認識にばらつきがあり、去年、宮崎県内の小学校で
心臓が止まった小学生に教員がどちらのパッドを使うべきか迷ったケースが報告されるなど、
対象が不明確なことが課題となっています。

これを受けて救急や心臓の専門家が作る蘇生ガイドラインでは、パッドの表記を
「小学生〜大人用」、「未就学児用」と変更され、AEDを販売する各メーカーも、
順次対応することにしています。

それでも現在使われている多くの機器にこれまでの表記が残っていることから総務省消防庁などは
小学生には「成人用」のパッドを使うよう呼びかけています。

11/14 09:31