埼玉県川越市の荒川に流入する麦生川で高濃度の有害物質が検出されました。水道水に影響はないということです。
 埼玉県によりますと、川越市の麦生川の上江橋付近で国の基準値の34倍にあたるジクロロメタンが検出されました。
 ジクロロメタンは人の体内に入ると中枢神経への麻酔作用や肝機能障害を起こすほか、発がん性物質でもあります。
 麦生川が流入する荒川の水を取り入れているさいたま市の大久保浄水場で2日、採水した川の水からジクロロメタンが検出されたため調査していました。
 川越市環境対策課・山原弥課長:「発がん性物質だが(下流の)大久保浄水場に流れる時には環境基準を下回っているので水道水に影響はない」
 川越市によると、市内にある排水処理施設でも検出されていて、この施設より上流で投棄された可能性もあるとしています。
 県は麦生川とその周辺の川や水路に立ち入らないよう呼び掛けています。

テレ朝news [2021/12/05 15:40]
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