■時事通信(2021年12月09日16時49分)

 【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)議会は9日、出生証明書に記載された生まれつきの性を、現在の性認識に基づき変更する手続きを容易にする法案を可決した。総督の署名を経て成立する運び。心と体の性が一致しないトランスジェンダーら性的少数者にとって朗報となりそうだ。

 法案などによると、性別の変更に当たって個人の治療情報を開示したり裁判所の許可を得たりする必要はなくなり、単純な行政手続きで済むようになる。ティネッティ内相は「(性の多様性を尊重する)レインボー社会の権利と幸福を認めるものだ」と歓迎する声明を出した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120900926