[ 2021年12月10日 15:28 ]

 1970年代に一際異彩を放った映画監督として「カルトプリンス」とも呼ばれた牧口雄二(まきぐち・ゆうじ)さんが今月5日に老衰のため死去した。85歳。東京都出身。10日、東映が発表した。葬儀・告別式は家族葬で執り行われた。

 75年、「玉割り人ゆき」で監督デビュー。「五月みどりのかまきり夫人の告白」「徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑」「女獄門帖 引き裂かれた尼僧」などを手掛けた東映エログロ路線の雄。77年の「らしゃめん」を最後に劇場映画を離れた後は、テレビドラマ「暴れん坊将軍」「柳生一族の陰謀」「影の軍団」シリーズなどの監督・プロデューサーも務めた。

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