イタリアの研究者たちは、地中海式食事法の原則に基づいた健康的な食事が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、新型コロナの重症者を減らすための新戦略となる可能性があるとの結論に達した。研究論文がMedicina誌に掲載された。
多くの研究結果が、地中海式食事法について、その抗炎症作用と免疫調節作用によって多くの深刻な慢性疾患の発症リスクを低下させることを示している。
イタリア南部カタンザーロにあるマグナ・グラエキア大学と、イタリア北部ミラノにある欧州腫瘍学研究所の研究者たちは、地中海式食事法が新型コロナウイルスの予防効果を有するかどうかを調査した。
欧州の研究データを処理した結果、23カ国における新型コロナウイルス感染症に関連した死亡症例と地中海式食事法の順守には有意的な負の相関関係があることがわかったという。
地中海式食事法は、未精製の穀物、果物、野菜、豆類、オリーブオイルを多く使い、乳製品やワインは適度に、肉は少量接種を特徴とする食事。
https://jp.sputniknews.com/20211226/9857352.html