昔のケータイ(フィーチャーフォン)は、「Java」または「BREW」で構築したアプリを楽しむことができました。かつて「ケータイ向けWebブラウザ」に携わっていた筆者が、かつてのケータイ向けアプリを開発目線で振り返っていきます

キャリアごとに異なった「アプリ」の仕様

 今からちょうど20年前の2001年、NTTドコモが「iアプリ」対応のケータイを発売しました。これが、日本のケータイにおけるアプリ対応の“原点”です。

 当時のケータイは、ハードウェアとネットワークの両面でリソースが非常に限られていました。そのこともあり、アプリの配信方法や容量など、キャリアはさまざまな制限を設けていました。

 iアプリを例に取ると、最初期のバージョン(DoJa-1.0)ではアプリ本体の容量は圧縮後で最大10KBとされていました。MB(メガバイト)ではなくKB(キロバイト)です。10KBは半角文字にすると約1万文字に相当します。ファイルの圧縮を前提としているとはいえ、その容量は非常に少なかったのです。

 この容量制限は、ハードウェアやネットワークの進化と共に緩和されていきました。2011年に策定されたiアプリの最終バージョン(Star-2.0)に準拠するアプリでは、アプリ固有のデータ領域「ScratchPad(スクラッチパッド)」を含めて最大10MBと、最初期バージョンの1万倍にまで増えました。

ケータイ時代のアプリを大きく2つに分けると、公開された仕様に基づいて開発者が自由にアプリを開発・配布できる「勝手アプリ」と、各コンテンツ提供会社がキャリアに許可をもらって提供する「公式アプリ」がありました。携帯向けのWebサイトでも「勝手サイト」「公式サイト」という分類がありましたが、アプリにも同様の区分けはあったわけです。

続きはソースにて
https://www.itmedia.co.jp/mobile/spv/2112/28/news098.html
※前スレ
★1
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1640738855/