排ガス浄化に必要「尿素水」品薄に 三重のメーカーなど増産へ

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http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20220107/3000020268.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ディーゼル車の排ガスを浄化するのに必要な「尿素水」と呼ばれる液体が今、品薄になっています。
三重県のメーカーなどが増産に乗り出していて、国は今月中にも需給が改善に向かう見込みだとしています。

「尿素水」は、ディーゼル車の排ガスを浄化する装置に使われ、
足りないとエンジンがかからないトラックもあります。
しかし、原料となる尿素のおよそ3割を頼っていた中国で、去年10月、
輸出前の検査が厳しくなったため「尿素水」は品薄となり、今も手に入りにくい状況が一部で続いています。

こうした中、国内の化学メーカーが増産に乗り出していて、三重県川越町のメーカーでは
サウジアラビアなど中国以外の国から尿素の調達を増やし、フル稼働で生産を続けています。
年末も休みを返上し、先月の出荷量は前の年の同じ時期と比べておよそ2倍に増えたということです。

「尿素水」の品薄によって物流に影響が出ることも懸念されていますが、
経済産業省は、国内メーカーの増産などで今月中にも需給が改善に向かう見込みだとしています。

三重県のメーカー「オプティ」の猪野栄一社長は「トラックやバスなどを止めるわけにはいかないので、
供給が足りないのならば補っていこうと努力している。過剰な買いだめなどはしないようにしてほしい」
と話しています。

01/07 20:01