過去に喫煙歴のある人が新型コロナウイルスに感染した場合の重症化リスクは、喫煙していない人に比べ、
男性で1・5倍、女性で1・9倍に高まるとの研究結果を、国立国際医療研究センターのチームが18日発表した。

2020年1月〜21年2月、全国の医療機関に入院した新型コロナ患者約1万7000人の喫煙歴と重症度を分析した。

持病別にみると、慢性 閉塞性肺疾患(COPD)の患者が重症化するリスクは、男性で2倍、女性で8倍、うっ血性心不全では男性3倍、女性2倍だった。

また、過去に喫煙歴がある人がCOPDになるリスクは、喫煙歴のない人に比べ、男性で7倍、女性で14倍と高かった。

同センター臨床研究統括部の松下由実・教育研修室長は「喫煙に伴い様々な病気にかかることも、重症化リスクの上昇に影響しているとみられる」と指摘する。
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