#再生可能エネルギー (そんな物は存在しません by FOX★)

 学校施設で、省エネ化や太陽光発電でエネルギー消費量を実質ゼロに抑える「ゼロエネ」化に向けた動きが広がりつつある。二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの削減に有効で、次世代を担う子どもたちの環境意識の向上にもつながっている。

 岐阜県南東部に位置する瑞浪市。陶芸用粘土の産出地として知られる山あいののどかな街に、全国に先駆けて気候変動の対策に取り組む中学校がある。

 約320人の生徒を抱える市立瑞浪北中は、学校施設の省エネ化を推進する文部科学省のスーパーエコスクール実証事業の認証校だ。2019年、少子化に伴う中学校の統廃合で誕生し、初年度にゼロエネを達成した。

風の特徴や校舎の角度を研究
 盆地の瑞浪市は夏と冬の寒暖差が激しく、冷暖房機器による電力消費量が大きくなってしまうのが課題だった。そのため、地域に吹く風の特徴や校舎の角度などを研究し、外から風を呼び込みやすい形状に校舎を設計。1階から最上階の3階は吹き抜けでつながっており、昇降口から入った空気が3階の高窓から排出される仕組みだ。

 校舎の地下には「クールヒートトレンチ」と呼ばれる空気の通り道をめぐらせた。外気と比べて温度が安定した地中の熱を活用することで、夏は冷風、冬は温風を教室内に取り入れられる。照明のLED化や外壁の高断熱化も進めた。一般の中学校と比べて年間のエネルギー消費量は半分程度だ。

 また、消費電力のうち、屋上…(以下有料版で,残り789)

朝日新聞 2022年2月1日 7時00分
https://www.asahi.com/articles/ASQ1W6J78Q1SOIPE010.html文字