入院患者が増え続ける中、今後、重症化する患者が増えるおそれがあるとして、医療従事者たちは危機感を強めています。

4日金曜、福岡大学病院のエクモセンター。

コロナ治療の「最後の砦」は、日に日に追いつめられていました。

◆福岡大学病院ECMOセンター 石倉宏恭センター長
「2月1日で、またここがECMOセンターになった。そうなったらバタバタと重症患者の依頼があった」

1月のECMOセンターでは、新型コロナの重症者は1人もおらず。

病床の一部は一般の救急患者が利用していました。

しかし、救急用病床はコロナ病床に戻され、7日朝の時点で重症病床6床のうち5床が埋まっている状況です。

ベッドの上にうつ伏せで横たわる60代の男性。

男性の体には、人工心肺装置ECMOが装着されています。

◆福岡大学病院ECMOセンター 石倉宏恭センター長
「違う病院で呼吸状態が悪くなりすぎたので、ECMOの適用ということで」

Q症状は?
「かなり悪い、特徴的な体型で、肥満があって高血圧があって、ワクチンも打たれてなかった」

石倉センター長によると、重症患者の特徴として、ワクチンを一回も打っていない人が目立つといいます。


◆福岡大学病院ECMOセンター 石倉宏恭センター長
「まだ重症患者の予備軍という患者は多くの病院にたくさん入院しているので、その方がまた重症化するということは考えられる。
これからそういう患者が増え出す時期。今、行政の方はまん延防止とか緊急事態宣言とかそっちの方をどうするかで議論しているけど、
もっともっと3回目のワクチンを早く打つということの方がこの感染を制御するには重要」
https://www.fnn.jp/articles/-/311822#:~:text=%E6%9C%AA%E6%8E%A5%E7%A8%AE

https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/a/b/420wm/img_ab7ab474ac45efe043f79016aa31c15055379.jpg