アサヒビール、四国工場を閉鎖へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/20220215/8000012158.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ビール大手のアサヒグループホールディングスは、新型コロナの影響やいわゆる「ビール離れ」で、
今後、国内市場の拡大が見込めないなどとして、愛媛県西条市にあるビール工場を閉鎖することを決めました。

発表によりますと、アサヒグループホールディングスは愛媛県西条市にある
「アサヒビール四国工場」と神奈川県南足柄市にある「アサヒビール神奈川工場」の
2か所を来年1月末に閉鎖します。

四国工場は平成10年に操業を開始し、主力の商品「アサヒスーパードライ」や
「アサヒ生ビール」「クリアアサヒ」などを製造しています。
年間の生産量は大びん20本を1箱としておよそ500万箱で、愛媛だけでなく
四国全県と広島県にも出荷しているということです。

しかし会社では、新型コロナの影響で業務用のビールの消費が落ち込んでいることに加え、
いわゆる「ビール離れ」や人口の減少が続く中で、今後、国内市場の
拡大が見込めないことから閉鎖を決めたとしています。
四国工場で働く58人の社員についてはグループ社内の配置転換や再就職に向けた支援を行うとしています。

アサヒグループホールディングスの勝木敦志社長はきょうの決算会見で、
「コロナ禍で工場の稼働率は落ち込んでいるので、再編を通じ生産の効率化を図りたい」と述べました。

【西条市長は】
西条市内の工場の閉鎖が発表されたことについて、西条市の玉井敏久市長は
「“水の都”西条の価値を高めてくれるものだっただけに、誘致に携わった
職員のことも思い起こされ非常に残念です。一方で、これまでの操業への感謝の思いもあります。
従業員の方の再雇用含め会社と連携してサポートします」と話していました。

02/15 19:18