Yahoo!ニュース 2022年2月17日 9時1分 配信
荒川和久 | 独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

「3高」がモテる条件だった時代
かつて、モテる男の要素として「3高」といわれていた時代があった。1980年代のバブル期である。[3高]とは、「高身長・高学歴・高収入の男」という意味だ。当時、その条件を巡って恋愛模様を繰り広げた男女はいまや55〜64歳のアラカン(還暦周り)世代であろう。
テレビではトレンディドラマが流行り、ディスコブームが盛り上がり、まさにクリスマスデート文化が生み出された頃でもある。
今から思えば、恋愛相手の男性の条件に高身長が求められた昔は、ずいぶんと牧歌的だった気がする。今ならさしずめ「身長なんかで飯が食えるか」と言われそうであるが、今回はそうしたモテる男の条件の話ではなく、日本人男性の身長についてお話したい。

男子の身長の伸びが止まった
日本人男性の平均身長は、明治時代から100年間で約15cmも伸びた。しかし、その身長の伸びが近年止まってしまったどころか、逆に若干低身長化の傾向にあるという事実をご存じだろうか?
以下は、1900年(明治33年)からの16歳の男性の長期身長推移が表したものである。終戦直後、食料不足の時に平均身長は一時期的に低くなったが、戦後「日本が豊かになっていく」時代の中で身長も大きく伸びた。ところが、その伸びも平成に入ったあたり、ちょうど170cmに達するあたりで止まってしまった。
以降30年間、ほぼ伸びていない。
最近、ツイッターで「身長170xmに満たない男は…」発言に対する炎上案件が発生していたが、2019年時点において、20歳以上の男性の平均身長は、167.7cmにすぎない。平均が170cmにも達していないのが事実である(2019年厚労省「国民健康・栄養調査」より。2020年はコロナ禍のため調査自体府実施)。

「20歳以上の平均にしたら、中年や高齢者も含むのだから、それは低くなって当然でしょ。若い人だけに限定したらもっと高いでしょ」と思われるかもしれない。しかし、同調査によれば、20歳男性の平均も170.2cm、21歳の平均にいたっては168.7cmしかないのである。
世の中の実情というか、平均とはそんな程度のものである。身長にしろ、年収にしろ、思っているほど高くはない。
年収500万の未婚男は普通じゃない話
→「高望みはしません。年収500万円くらいの普通の男でいいです」という考えが、もう「普通じゃない」件

おじさんより低身長な10代男子
それよりも注目したいのは、若者の低身長化である。20代男性の身長は、「3高」といわれて右往左往したバブル世代の50代男性にはわずかに勝っているが、40代男性の平均身長とほぼ変わらないどころか、微差ではあるが、18-19歳の男子の身長は、40代の中年おじさんよりも低くなっているのである。
1975年時点の、若いほど高身長だった頃と比べるとずいぶん様変わりした。
電車の中などで見る、制服姿の高校生男子をみて、全体的に身長が低くなっているという印象をもったことはないだろうか。その印象はあながち間違いではない。男子高校生の低身長化が実際に起こっている。

文科省の「学校保健統計調査」から高校3年生である17歳男子の身長分布の違いを、2005年と2018年とで比較してみた。2005年と2018年の17歳の平均身長はほぼ変わらないが、2005年の17歳より2018年の17歳の方が155-170台の低身長群の割合が明らかに増えていることがわかる。

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★1:2022/02/17(木) 09:52:16.66
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