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神父が「洗礼の言葉」を間違え続けて…米カトリック教会で数千人が被害に

公開日:2022/02/18 06:00 更新日:2022/02/18 06:00

 米アリゾナ州のカトリック教会で大変なことが起きた。

 同州フェニックス市にあるセント・グレゴリー教会のアンドレス・アランゴ神父は過去25年以上、信者の洗礼時に本来使われるべき言葉と違った表現を使ってきた。教会という場所と、洗礼という厳かな時間であるからこそ、神父は表現を間違うわけにはいかない。

 最近になって同神父の長年の過ちが発覚し、バチカンの教理省がこれまでに行われた何千件もの洗礼はすべて無効だったと裁定を下したのだ。

 神父は故意に間違った表現を使ったわけではないが、カトリック教会本部としては認めるわけにはいかず、同神父は辞職した。

 アリゾナ州で神父をする前は、南米ブラジルとカリフォルニア州サンディエゴ市でも神父として洗礼式を行っており、すべてが無効になる公算が大きい。

 同神父は「神父としての務めで、誤った表現を用いたことで洗礼が無効になったことを知り、悲しく思っております」と述べて謝罪し、「許しと理解」を求めた。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301456