[ワシントン 15日 ロイター] - 米政権と議会民主党の指導部は物価上昇による家計負担の軽減策として、連邦ガソリン税を一時停止する案について協議している。議員らが15日、明らかにした。

上院民主党トップのシューマー院内総務は「コスト軽減のため、われわれが検討している多くの事項の1つだ」と述べた。

ホワイトハウスはこの問題について「物価押し下げのためにあらゆる選択肢が検討されている」と説明した。

バイデン大統領は「ガソリン価格抑制に向け猛烈に取り組む」構えだと強調した。

民主党のマーク・ケリー上院議員は、消費財価格の抑制策を話し合うために同党が非公開で開いた昼食会に出席後、「今年いっぱい、全米の消費者を対象に連邦ガソリン税を停止するという案が浮上している。必要性があることは非常に明白だ」と述べた。

ケリー氏は先週、上院民主党の他の5人の議員とともに、現在1ガロン当たり18.4セントのガソリン税を年末まで停止する案を提示している。

ガソリン税は、州間高速道路整備の財源として使われている。1993年以来据え置かれており、インフレ率を考慮した実質ベースで税額は半減している。

2/16(水) 7:57配信
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