2/20(日) 11:51配信

高校生新聞オンライン

小田絢之君(東京・東京大学教育学部附属中等教育学校6年)は、1年半かけてゴキブリの研究に取り組み、科学の大会で入賞するなど成果をあげた。ゴキブリは左利きか右利きなのかを検証するユニークな内容だ。(文・写真 中田宗孝)




生物室でゴキブリを飼い始め

―ゴキブリの研究を始めたきっかけは?

(中高一貫校の)中学生になり生物部に入部してから、以前はあまり得意ではなかった虫をかわいいと感じるようになり、気がつけば直接触れるのも平気になっていたんです。

高校生になり、ゴキブリを飼い始めました。僕が飼育した「アルゼンチンモリゴキブリ」は、爬虫類のペット用の餌として販売されており、入手は難しくありません。ただ、家族から「絶対に家で飼わないで」と言われ、学校の生物室の一角で飼っていました(苦笑)

僕らの学校では、生徒全員が各自テーマを決めて取り組む「卒業研究」があります。高1の後半から1年半ほどかけて継続して研究に打ち込み、高3のときに研究成果を論文にまとめます。その研究対象に僕はゴキブリを選びました。  





素手で触れるし、かわいい

―多くの人が嫌悪しがちなゴキブリをなぜ飼育しようと?

僕自身は、素手でゴキブリを触れますし、かわいいと感じているんです。アルゼンチンモリゴキブリの長い触角が特に好きで、ずっと眺めていると、左右の触角が別々に、とても激しく動いていることに気がついたんです。この動きに興味を持ち、「研究のテーマになるかも」と思いました。

動物の行動には、左右差(左利き、右利き)があることは知られています。魚のエサにたどり着くまでの回り方や、ミツバチの障害物の避け方にも左右差があるんです。

「こうした左右の差が、ゴキブリにもあるんじゃないか」と考えました。





ゴキブリに利き手はあるのか
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dae44559c5f231ed34e3fd9d94545c3815e3678