弥生時代の佐渡を考えるシンポジウム

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220227/1030020307.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

弥生時代の佐渡について考えるシンポジウムが26日、佐渡市で開かれ、
アクセサリーの交易を通じて、当時の佐渡の人たちが広い範囲にネットワークを持ち、
交流していたことがうかがえるといった研究成果が示されました。

このシンポジウムは佐渡博物館が開いたもので、新潟大学のほか、長野県と秋田県の
埋蔵文化財センターのそれぞれの専門家がオンライン形式で講演しました。
このうち、新潟大学の森貴教・助教は、弥生時代、首飾りなどに用いられた
「管玉」の一部には佐渡で産出された石が用いられていたと紹介しました。
佐渡で作られた「菅玉」は、長さ15ミリほど、太さ2ミリから4ミリほどの
細長い形に石を加工したうえで、パイフのように、中心に穴を空けたものが確認されているということです。

また、長野県と秋田県の専門家からは、関東や青森、北海道などで同様の
「管玉」が出土していることから、当時、佐渡に住む人たちが交易を通じて
広い範囲にネットワークを持ち、交流していたことがうかがえるといった研究成果が示されました。

シンポジウムに参加した60代の男性は「青森県の三内丸山遺跡で、『管玉』を見たことがあります。
佐渡から遠く離れた地域にまで交流が及んでいたことがよく分かりました」と話していました。

02/27 09:00