国連総会の緊急特別会合 開催決まる 安保理で賛成多数
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220228/k10013504741000.html

2022年2月28日 6時30分

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、アメリカなどがすべての国連加盟国が参加できる国連総会の緊急特別会合の開催を提案し、安全保障理事会での採決の結果、賛成多数で開催されることが決まりました。
緊急特別会合は28日から始まり、アメリカとしてはロシアを非難する決議案を採決し圧力を強めたい考えです。

米はロシア非難決議案の採決目指す
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、アメリカなどはすべての国連加盟国が参加できる国連総会の緊急特別会合の開催を提案し、国連安保理では27日午後、日本時間の28日午前5時すぎから、開催の是非を問う採決が行われました。

今回の採決では、常任理事国は拒否権を行使できず、採決の結果、理事国15か国のうち11か国が賛成し、国連総会の緊急特別会合が開催されることになりました。

ロシアは反対し、中国、インド、UAE=アラブ首長国連邦は棄権しました。

緊急特別会合は28日から始まり、アメリカとしては、すべての国連加盟国が参加できる国連総会の場でロシアを非難する決議案の採決を目指していて、ロシアの国際的な孤立を一層際立たせ、圧力を強めたい考えです。