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核の脅威までちらつかせるプーチン(写真は2月21日、クレムリン)Sputnik/Alexey Nikolsky/Kremlin/REUTERS

<ロシアのウクライナ侵攻には世界中が驚き、プーチン大統領の精神状態を疑う声も多い>

ある看護師が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にパーキンソン病の症状があるかどうかを推測する動画を投稿し、話題になっている。プーチンは過去にもパーキンソン病を疑われ、辞任の噂が流れたことがある。

ハウス・オブ・ペティー(Haus of Petty)またはマッスルズ・アンド・ナーシング(@musclesandnursing)として知られるこのユーザーは3月6日、プーチンに関する推測をTikTok(ティックトック)に投稿。この動画は200万回再生され、4200のコメントが寄せられた。

「看護師や医療従事者の皆さん、これから1つの動画を紹介しよう。これを見れば、私たちが恐れるべき理由がわかる」と、この看護師は語り掛ける。

2月24日にウクライナへの本格的な侵攻が始まってから、世界の目がプーチンに注がれている。これまでに少なくとも200万人がウクライナを脱出し、1000人以上の民間人が命を落とした。短期間にこれほど大量の難民が出たのは、第2次世界大戦以来だ。核兵器使用の可能性にまで言及してNATOを威嚇するプーチンの精神状態についても様々な憶測が飛び交っている。

看護師の言葉の後、プーチンの動画が表れる。プーチンがある男性に歩み寄り握手をする場面だが、右足を少し引きずり、歩くのに苦労しているように見える。

「私は看護師なので診断はできないが、パーキンソン病と脳卒中は見ればわかる」と、投稿者の看護師は語る。「パーキンソン病患者は、そうでない人より認知症を発症しやすい」

■判断力に問題が出る場合も

パーキンソン病は、体の動きに影響を及ぼす神経変性疾患で、通常は片側に症状が出る。米メイヨー・クリニックによれば、症状は徐々に進行し、小さな震えが手や指から始まることが多い。

パーキンソン病が進行すると、腕や脚がこわばるほか、まばたきをする、歩く時に腕を振るといった無意識の動作が減少し、動作が遅くなるのが一般的だ。手書きの文字、発話、バランスなどに変化がみられるほか、姿勢も前かがみになる。

この看護師はまた、プーチンの「右脚の使い方」、地面から持ち上げたときにピクッと動く様子から、脳卒中にともなう血管性認知症を患っている疑いもあると述べる。

血管性認知症は、初期に推論力や判断力に問題を起こし、後に記憶力が低下することが知られている。

「認知症の人は、自分の認知症を隠すのがとても上手だ」と、看護師は続ける。だが、やがて認知症が進行すると、症状を隠すことができなくなるという。

「プーチンがやっていることを見ても、精神的に不安定なのはわかる。そして彼は核のボタンを握っている」

このTikTok動画は拡散され、何千人ものユーザーがコメントを寄せた。その多くが、以下の通りプーチンに関する独自の推測を披露している。

・「私は以前、パーキンソン病の患者を担当していたが、あなたの言う通りだ。レビー小体型認知症の可能性もある」

・「義父は脳卒中で倒れ、血管性認知症になった。私たちはナイフを隠さなければならなかった。もしこれが本当であれば、とても怖いことだ」

・「プーチンは自分の終わりを予感していて、歴史に名前を残したがっていると夫は言うのだが、それを裏付ける動画だ」

・「私はリハビリの仕事をしていたが、全くその通りだ」「歩き方も、体の支え方も同じだ。プーチンから核のボタンを取り上げたほうがいい」
(翻訳:ガリレオ)

2022年3月9日(水)16時22分
サマンサ・ベルリン
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