【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は9日、ポーランドが保有する旧ソ連開発のミグ29戦闘機全機を、米国を通じてウクライナに提供する案について「北大西洋条約機構(NATO)全体に深刻な懸念を引き起こす」と述べ、否定した。NATOとロシアの直接衝突に発展するのを警戒したとみられる。トラス英外相との共同記者会見で語った。

 ミグ29を巡っては、ステルス戦闘機など最新鋭兵器を有するロシア軍との戦闘で有効性を疑問視する声も上がっている。米国防総省によると、ウクライナのほぼ全土がロシアの対空ミサイルの射程圏内に入っており、撃墜される危険性も考慮したとみられる。

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