新型コロナウイルスの感染者は減少傾向にありますが注意が必要なのが後遺症です。
陰性となってもオミクロン株の後遺症に苦しむ人が増えています。

(札幌市・20代女性)「鼻がつまって夜に何度も目が覚めてしまうので寝不足で、
毎日、私は市販の点鼻薬を買って、朝・昼・晩、夜中も一度起きてさしています」

こう話すのは、2月初め、夫婦ともに新型コロナに感染し自宅で療養した札幌市の20代の女性です。
陰性となり、1か月経ったいまも後遺症が続いているといいます。

(札幌市・20代女性)「夫はのどの痛みと咳が続いているので、後遺症でもコロナだと思われてしまったり。そういう部分ではすごく気疲れすることがある」


札幌市内のクリニックです。

オミクロン株による第6波以降、後遺症を訴えて受診する患者が増えているといいます。

(つかはら内科クリニック 塚原大輔院長)「食欲不振や不眠、倦怠感ぼーっとする記憶障害というのが一番の主症状。
血液検査や画像検査をまずやらせていただいて、それでも症状が残るようでしたら後遺症を第一に考えるのがいいのかと思います」

(樋口記者)「♯7119、救急安心センターさっぽろも新型コロナ後遺症の相談窓口の1つとなっています」

救急安心センターは24時間体制で、看護師も常駐し、かかりつけ医がない人に後遺症外来の医療機関を紹介しています。

札幌市保健所によると市内277の医療機関で後遺症外来に対応していますが
コロナ後遺症はアレルギーや別の病気と区別がつきにくいため注意が必要だということです。
https://www.stv.jp/news/stvnews/u3f86t00000d5ut4.html