中国南部で21日に旅客機が墜落した事故で、墜落の直前に機体が急降下し、
管制官からの繰り返しの呼びかけにも応答がなかったことが明らかになりました。

乗客乗員132人を乗せて広東省の広州に向かっていた中国東方航空5735便は21日、
中国南部の広西チワン族自治区の山間部に墜落しました。

航空当局によりますと、墜落の直前、機体が高度を急激に下げたため、
管制官が繰り返し呼びかけたものの応答がなく、まもなくレーダーから消えたということです。

当局は「機体の損傷が激しく調査が難しい」とした上で、
飛行中のデータを記録したフライトレコーダーを捜し、原因究明を急ぐ方針です。

墜落現場では大規模な捜索活動が続いていて、
乗客や乗員のものとみられる財布や身分証などが見つかっていますが、
これまでに生存者は確認されていないということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6601604c95b884bb158f238b44bfd71c389e83c