※2022年3月27日 05時55分

 家事・育児などにかかる負担の男女差が広がっている―。東京都が昨年11月にまとめた2021年度の「男性の家事・育児参画状況実態調査報告書」でこんな実態が示された。その時間差は、週平均で5時間20分。新型コロナ禍前の前回19年度調査より19分増えていた。
 
 調査は、21年6月に都内在住の18〜69歳の男女計5000人を対象にインターネットで行った。
 このうち配偶者と同居する子育て世帯(男女2000人)の家事や育児、介護にかける時間は、女性が計8時間54分(家事2時間38分、育児6時間10分、介護6分)だったのに対し、男性は計3時間34分(家事1時間10分、育児2時間15分、介護9分)だった。女性は前回調査より20分増えたが、男性は1分増えたのみだった。
 コロナ禍でテレワークが広がり、「仕事以外に使える時間が増加した」男性は47.3%で、女性の32.4%を上回った。ただ、同じフルタイム勤務でテレワークを行った場合でも、男性が家事と育児にかける時間(週平均)は計3時間16分で、女性の計6時間36分と倍の差があった。

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