芥川龍之介の死の遠因はスペイン風邪か 


3月に生誕130年を迎えた作家、芥川龍之介(1892〜1927年)。「羅生門」「鼻」など多くの名作を残し、35歳で自ら命を絶った作家は、
分かっているだけでも2度にわたってスペイン風邪に感染している。

従来、その関係はあまり注目されてこなかったが、フェリス女学院大名誉教授で国際芥川龍之介学会ISASの前会長、宮坂覺(さとる)さんは、
スペイン風邪とその後遺症が死の遠因となったという「新説」を提唱する。

これまで、芥川の晩年の体調不良は、21年に大阪毎日新聞の特派員として中国を旅行した際の無理がたたったと考えられてきた。

長引く新型コロナウイルス禍が発想の転換をもたらしたという宮坂さんに、芥川とスペイン風邪について寄稿してもらった。
https://mainichi.jp/articles/20220411/k00/00m/040/214000c

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