2022/4/13 20:05(最終更新 4/13 20:06)

 「いかなる理由があろうと許されない」。初めて明るみになったバイデン米政権下での臨界前核実験。ロシアのウクライナ侵攻が続く中、
核危機のさらなる深刻化を招くような姿勢に対し、被爆地からは抗議と懸念の声が上がった。

 広島市の平和記念公園では、被爆者団体などでつくる「核兵器廃絶広島平和連絡会議」の約45人が原爆慰霊碑前で、
「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する」と書かれた横断幕を掲げ、抗議の意思を示した。参加した広島県原爆被害者団体協議会(広島県被団協)の箕牧(みまき)智之理事長(80)は
「『バイデンよお前もか』と言いたい」と怒りをあらわにし、「ロシアの核兵器使用の引き金にならないか心配だ」と語った。

https://mainichi.jp/articles/20220413/k00/00m/040/272000c